【訪問時期:2013年12月】
イスラエルのイェルサレムはユダヤ教、キリスト教、イスラム教の3大宗教の聖地でありますが、今回はキリスト教にとって重要な場所を訪れた時のことを書こうと思います。
「聖墳墓教会」
イエスキリストの墓がある教会です。
聖墳墓教会
聖墳墓教会はエルサレムの旧市街の中にあります。
聖墳墓教会が建っている場所は「ゴルゴタの丘」といわれ、かつてイエスキリストが刑を受け埋葬された場所です。
イエスの墓があるため、キリスト教徒にとってこの場所は非常に重要な巡礼地でありエルサレムを訪れたキリスト教徒はここへやってくるわけです。
聖墳墓教会の中へ
それでは聖墳墓教会の中を見学していきます。
内装はこんな感じ。
外からだとレンガ造りの古い建物という見た目なのですが、その反面やはり内部はしっかりしている印象です。
巡礼者の姿を見る
巡礼地ということで、聖墳墓教会内ではところどころで巡礼にやってきたキリスト教徒の姿を見ることができます。
この大理石の板は「香油を注がれた石」と呼ばれ、亡くなったイエスの身体に香油を塗った場所とされています。
次から次へ巡礼者が来て、地面にある大理石の板をさするようにしていますね。
こちらにはイエスの十字架が。この場所はイエスが処刑された場所とともされ、やはり巡礼する人が。
キリスト教で「祈る」というと、少しひざ立ちで両手を握り締めて祈りをささげているような場面しか見たことがなかったのですが、ここ聖墳墓教会では、このように伏して祈っている巡礼者が見られることが印象的です。
この場所がキリスト教信者にとってどれほど重要な場所であるか実感しました。
イエスの墓
そして、ここがイエスが収められているとされる墓です。
巡礼するために多くの人が列をなしていました。巡礼者は世界各地からやってきているみたいで、アフリカの人の姿も。
一人ひとりちゃんと礼拝するため、礼拝するために非常に時間がかかるようでした。
教会の豪華さや、規模という点では世界中にもっとすごい教会はありますが、聖墳墓教会は、イエス自身のエピソードとというかキリスト教の歴史そのものにかかわる教会という点で、やはり特別な感じがありました。
訪れている巡礼者も本気というか・・・どううまく表現すればいいのかわかりませんが、雰囲気や人の感じも含めてやはり何か違うものがあったように思うのでした。