【訪問時期:2013年11月】
アルバニアへやってきました。首都のティラナに滞在したのでそのときの様子をお送りしたいとおもいます。
アルバニアはヨーロッパの中でも日本と同じように鎖国を行っていた国で、どんな国なのか気になるところです。
バスでティラナへ着いたのは夜のこと。
宿泊予定の宿に向かう途中、皮ジャンをきた若い二人組に声をかけられました。「一緒に写真撮ろうよ」とのことで一緒に写真を撮りました。外国人は珍しいのかもしれませんね。
泊まった宿では、スタッフの人から昔のアルバニアの話を聞くことができました。
アルバニアではちょっと昔まで、今みたいにたくさんの建物や車はなかったのだそう。それが1990年代をきっかけに一気に発展を遂げて、今は建物が建ち並び多くの車が走る活気ある街になったとか。
今まであまりホステルのスタッフの人からその国の歴史を聞くことはなかったけど、ここの人はこういう話をしてくれてとても勉強になりました。
まだ若そうなのに国の急激な発展を目の当たりにしているのもすごいことです。国の歴史の移り変わりを実際に見てきた人から話を聞くとやはり記憶に残るものが違いますね。
アルバニアは鎖国してたとか、社会主義体制だったとか、国民の大半がねずみ講に陥ったとか、数々のエピソードによって謎なイメージの国でしたが、訪れてみると全然発展していました。
その発展は、社会主義の崩壊や開国などによってもたらされたもので、ホステルスタッフの人の話からしてそれはほんのここ最近の数十年で起こったことなんだと考えると驚きです。
また一方で、実は職を求めて首都のティラナにばかり人が集まってきているという現状もあるみたいです。
ティラナを歩くと、もうずいぶん西欧の文化から離れてきたなあという印象を受けます。イスラム式の建物や、さらには社会主義の名残の残る建物が多く、ヨーロピアンな感じではありません。
もちろん、今まで鎖国体制をとったり、独自に発展してきた歴史があるのも大きく手伝っているでしょう。
中にはディズ〇ーや日本のアニメキャラクターを無断で使っているであろう遊園地もありました。
また止まっている車に対して施しを求めて歩いている様子なども見られました。こういう風景を見かけるようになったのも西ではなかなかないことです。
ちなみに車の運転マナーは非常に悪いです。それもそのはず、ここアルバニアには一昔前までは車すらなかったそう。
それがここ最近の発展で急に国内に車が走り出すようになったため、まだ運転マナーの方が追い付いていないようです。
ティラナを歩いて印象に残ったのは、壁を作らずこちらに興味を持って接してきてくれるアルバニア人の人柄です。本当に鎖国していたのかんだろうかと思うくらい、アルバニアの人は鎖国的でなくむしろオープンに感じました。