【訪問時期:2014年1月】
南米アルゼンチン・パタゴニア地方にあり、世界遺産にも登録されているロスグラシアレス国立公園。訳すと”氷河国立公園”という意味で、いくつもの氷河群が見られることで有名です。
その氷河面積は南極、グリーンランドについで世界三番目という広さを有しています。特に有名な氷河にペリトモレノ氷河、ウプサラ氷河などがあります。
今回はその中の「ペリノモレト氷河」に行ってきました。南米の中で最も行きたかった場所のひとつです。ということで、そのときの様子をシェアしたいと思います。圧巻の氷河ショーです。
ロスグラシアレス国立公園「ペリトモレノ氷河」へ
起点はエル・カラファテ
ロスグラシアレス国立公園への起点となるのはエルカラファテという町です。
南米の南緯40度以南の地域であるパタゴニア地方に属し、首都ブエノスアイレスから直線距離で南に約2,000kmほどはなれています。
こじんまりとした町なのですが、自然に囲まれていて非常にのどかな町でした。
バスに乗って氷河へ
ペリトモレノ氷河のあるロスグラシアレス国立公園には、エルカラファテからツアーを利用します。
ツアーの種類にはいくつかありますが、今回は氷河まで近づくクルーズと展望台の見学がセットになったバスツアーを申し込みました。ツアーといっても、行動は自由なタイプのツアーです。ツアーの申し込みはエルカラファテにある旅行代理店で直接しました。
車窓にはパタゴニアらしい草原地帯が広がります。
クルーズに乗船し、ペリトモレノ氷河の目の前に近づく
しばらくバスを走らせたところで一度停車し、クルーズ船に乗り換えます。
船内の様子。なんだかみんなソワソワ。
氷河が!
すごー!ド迫力でした!
氷河の崩壊も間近で見れます。氷河が崩壊すると稲妻のような爆音がします。落ちた氷河によって波ができるのもすごかった。
すばらしい束の間のクルージングでした。
展望台からペリトモレノ氷河を望む
クルーズでの氷河見学はおわり、一度バス乗ってまた少し移動し、次は展望台へやってきました。
中には散策路があり、そこを歩いてペリトモレノ氷河に近づくことができます。
・・・というわけで、展望台からのペリトモレノ氷河がこちら。写真に収まらない巨大さ!
間近で見てみると、氷河とひとつに言っても様々な姿形があることが分かります。洞窟状になっている場所があったり、黒く汚れているところもあって、必ずしもすべて綺麗なだけじゃないんですね。
しかし、目を凝らして見てみると一際美しく輝く青さがあって氷河ってなんて美しんだろうと感じました。
この青さはやばい。
焦点を遠くへ。このうねりをみるとまさに河のようです
氷河って文字にすると「氷の河」と書きますが、河と言ってもどんな風になっているのか今まであまりイメージがつきませんでした。ですが、ペリトモレノ氷河を眺めてその意味が良く分かりました。
ペリトモレノ氷河行くべし。
すごすぎました。
本当にきてよかったと思います。
年々温暖化で氷河の氷も溶けて減っているそうです。いつまでこんな風に氷河を見られるか分からないので、もし興味がある人はぜひ見に行ってみてほしいですね!
ペリトモレノ氷河を見るためにこの地に来る価値はある。と言い切れます。
いつまでも残っていてほしい光景でした。